×
動画

「時に『死』の方がよい時もある」、スティーヴン・キング原作の映画「Pet Sematary」予告編公開


原稿完成後「あまりの恐ろしさに発表を見合わせている」とウワサされたスティーヴン・キングの小説「ペット・セマタリー」(ペット霊園)が、1989年以来約30年ぶりに再び映画化されることになり、予告編が公開されています。タイトルの「Sematary」(霊園)は本来「Cemetery」と綴りますが、この霊園の入口にある看板は子どもが手書きしたものなのでミススペルがあるという設定です。

Pet Sematary (2019)- Official Trailer- Paramount Pictures - YouTube


深い森


その中にある一本道を走る車には……


仲の良い家族4人が乗っていました。「たくさん木があるね」と話す女の子に……


「すごくきれいよね」と返すのは母親のレイチェル。


一家が到着したのは……


森の中に建つ、新しい家。


突然響く大きな音にレイチェルは驚いて振り返ります。


家は道路のすぐ隣にあり、巨大なダンプカーが走り去っていく音でした。


思わず息子を強く抱きしめます。


深い森に響くのは、太鼓の音。


なぜだろう?と思っていると……


小さな鼓笛隊が通り過ぎていきます。


鼓笛隊の正体は、不気味なお面をつけた子どもたち。


その向かう先には……


無数のお墓が並ぶ墓地でした。


「子どもたちはかつて夜な夜なあの場所に出かけたという。子どもたちはあの場所の『力』を知っていたんだ」と男性は語ります。


墓地で何かが行われ……


日常に不穏な影が忍び寄ります。


父親であるルイスが朝起きると……


なぜか足が土に汚れていました。


墓地で何かを行う男性の姿。


おびえるレイチェル。


振り返ると血だらけの人影が……。


生きているようには見えない猫。


「ばかげたおとぎ話に聞こえるかもしれない、でもあの森には何かがあるんだ」


誰かの葬儀が行われ……


今度は子どもではない「誰か」が動物のお面をつけて森に入ります。


家の中にも不気味なお面姿の人。


謎の印。


暗闇に立つ息子の姿。


なぜかその姿を呆然と見つめるレイチェル。


血の付いた扉や……


血まみれの少年。


「あの森には、『連れ戻す』何かがいる」


ゆっくりと開かれる扉から出てくるのは「誰」なのか……。


「時に、『死』の方がよい時がある」ということで、映画は2019年4月5日に全米公開予定。日本での公開日は記事作成時点で未定です。


なお、小説「ペット・セマタリー」のAmazonレビューは以下のような感じです。ストーリーのネタバレが含まれるので注意してください。

ペット・セマタリー〈上〉 (文春文庫) | スティーヴン キング, Stephen King, 深町 眞理子 |本 | 通販 | Amazon

テーマは、家族愛・死・禁忌。キングの長編でもっとも救いのない話

今読んでも怖いです。
主人公が家族を愛するあまり、
禁忌に取り込まれていく様子がリアルです。

本作、キングのいわゆるモダンホラー長編の中では、
もっとも暗い。救いがないストーリーです。
善と悪の戦いというような分かり易さはありません。
主人公は「愛のために」破滅の道を進んでいくしかない。
切ない話です。

この小説の大テーマは、
ふたつあると思います。
ひとつは「家族愛」。
二つ目は「死」そのものです。
さらに小さなテーマとしては、
「タブー(禁忌)」=「聖域」があります。
モダンホラーの傑作、
「シャイニング」、「クリスティーン」よりも、
テーマの重複性がストーリー展開に面白さをもたらしています。


究極の恐怖

キングの作品で実際もっと良い作品はあると分かっていても、私にとってはどうしてもこれ以上のものは無い。 子供を失う恐怖、それ以上の悲劇なんてあるのか、キング自身も子供の病気を気にしていた時期に書かれているだけにそのストレートな思いが強烈に出ている。

死と向かいあうことの大変さ、しかも愛する子供の死にどうしたらたえられるのか、耐えられやしない、という結論で書かれている。かなりキング作品でも異色の作品になっている。

恐すぎるので封印した、とか出版時期がずれたことでいろいろ言われているが、本当は、余りにキング自身の気持ちがストレートに出過ぎて、夜中に書いたラブレターが朝になるとたえられないのと同じく、ためらわせたと思う。 私の娘もある致命的な病気で生後数カ月で亡くなりましたが、その入院中に読んで運命的なものを感じました。

その恐怖、喪失感はなにをもってしてもうめられない物ではありますが、私にとっては、ある種の救いになった作品です。

・関連記事
たった15秒で恐怖体験可能なホラームービー20選 - GIGAZINE

「近年で最恐」と評判の高いサイコ・ホラー映画「Hereditary」予告編第2弾 - GIGAZINE

「あまりにもショッキングで怖すぎる」という理由でYouTubeが新作映画のムービー広告を削除 - GIGAZINE

飛び上がるほど恐ろしいシーンを40本の映画から集めた「This Supercut Will Make You Jump」 - GIGAZINE

1895年から2016年までのホラー映画の歴史がわかるムービー「A History of Horror」 - GIGAZINE

in 動画,   映画, Posted by logq_fa